2018年03月05日

予想通りの表情だと好感度や信頼性が高まる

予想通りの表情だと好感度や信頼性が高まる、という研究があります。

Chanes, L., Wormwood, J. B., Betz, N., & Barrett, L. F. (2018). Facial expression predictions as drivers of social perception. Journal of Personality & Social Psychology, 114(3), 380-396. doi: 10.1037/pspa0000108.

アメリカのノースイースタン大学心理学研究室の研究者による論文です。

神経科学の知見によれば、脳は過去経験に基づき感覚インプットを絶えず予測しています。この見方によれば、予測シグナルは知覚に影響し、経験を導き、制約します。本研究では6つの行動実験を通して、表情の予想が社会的知覚を駆動させ、他者の評価に影響することを示しました。

つまり、意識的な感情の変化がなくても、表情が予想された通りだった場合、その表情の主の好感度や信頼性が高く判断されました。続きを読む

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posted by マーキュリー2世 at 15:31 | Comment(0) | 社会心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月26日

心理学の博士論文、どこへ行く?

博士論文の内容が査読付きジャーナルに掲載されることがあります。今回は心理学分野において、どれだけの博士論文が査読付きジャーナルに掲載されたか、掲載されるまでにどれだけの時間がかかったか?その被引用数は?掲載ジャーナルのインパクトは?を下位分野ごとに調べた調査を取り上げます。

Evans, S. C., Amaro, C. M., Herbert, R., Blossom, J. B., & Roberts, M. C. (2018). "Are you gonna publish that?" Peer-reviewed publication outcomes of doctoral dissertations in psychology. PLoS ONE, 13(2): e0192219. doi:10.1371/journal.pone.0192219.

アメリカのカンザス大学臨床児童心理学課程、ハーバード大学心理学研究室、ワシントン州立大学心理学研究室、ワシントン医科大学精神医学行動科学研究室の研究者による論文です。

心理学の博士論文データセットをProQuest Dissertations and Theses(PQDT)を通じて獲得。PQDTとは、ProQuest社が提供する学位論文データベースのことです。特に1997年以降の学位論文は全文収録が原則となっています。アメリカの学位論文の約97%はPQDTに収録されているとされます。続きを読む

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