2018年01月08日

悲しみでストレス下でも攻撃行動の抑制ができるようになる


ストレス下では情動制御は上手くいかないものです。これはストレスで情動制御に必要な認知制御が難しくなることが一因だと考えられます。まさに、情動制御が要求されるストレス下でこそ、トップダウン式の情動制御ができなくなるわけです。そこで、認知制御に頼らない「情動による情動制御」ができるという研究を以前、私の別のブログ『緘黙ブログー不安の心理学、脳科学的知見からー』の記事「恐怖は怒り感情の低下を抑えるが、攻撃行動には影響しない」で取り上げました。今回はその続編です。

Zhan, J., Wu, X., Fan, J., Guo, J., Zhou, J., Ren, J., Liu, C. & Luo, J. (2017). Regulating Anger under Stress via Cognitive Reappraisal and Sadness. Frontiers in Psychology: Emotion Science, 8:1372. doi: 10.3389/fpsyg.2017.01372.
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posted by マーキュリー2世 at 15:53 | Comment(0) | 心理療法、臨床心理学、精神医学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月01日

顔写真は自分で選択するより他者が選択する方が赤の他人への印象が良い


Facebookなどで使うプロフィール画像の顔写真は自分で選択するよりも他者に選択してもらった方が、赤の他人への印象が良いという研究があります。

White, D., Sutherland, C. A. M., & Burton, A. L. (2017). Choosing face: The curse of self in profile image selection. Cognitive Research: Principles & Implications, 2:23. doi:10.1186/s41235-017-0058-3.

オーストラリアのシドニー、ニューサウスウェールズ大学心理学部、マッコーリー大学ARC認知およびその障害に関する中核的研究拠点(ARC Centre of Excellence in Cognition and its Disorders)、西オーストラリア大学心理学部、シドニー大学心理学部の研究者による論文です。

プロフィール画像データセット:Facebookアカウントから1224枚の写真をダウンロード。写真は大学1年生(1回生)1人の顔が映っているもので各人12枚。大学生は102人(女子大生51人,平均年齢19.4歳,SD = 2.28)。  

参加者は、自己の顔写真12枚からSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)等のサイトでプロフィール画像として最も使用する可能性のあるものと使用しないものとを選択。SNS等はFacebook、LinkedInなどのビジネス用、Match.com等の出会い系を想定。続きを読む

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posted by マーキュリー2世 at 16:48 | Comment(0) | 社会心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする