2017年05月28日

人は寝不足の人と交際したくない

人は顔を見ただけで、他者が眠たいかどうかある程度分かり、寝不足の人は交際相手として好ましく評価されないという研究があります。なお、ここでいう交際とは恋人との交際だけを意味するのではなく、もっと広く人付き合い一般という意味です。また、睡眠不足だと魅力が低くなり、健康的だとは感じられなくなります。

Sundelin, T., Lekander, M., Sorjonen, K., & Axelsson, J. (2017). Negative effects of restricted sleep on facial appearance and social appeal. Royal Society Open Science, 4(5):160918. DOI: 10.1098/rsos.160918.

スウェーデンのカロリンスカ研究所臨床神経科学講座、ストックホルム大学心理学研究室、ストックホルム大学ストレス研究所の研究者による論文です。

写真の被写体は25人の健康な人達(女性14名,平均年齢23.9歳,SD = 5.9)。通常、彼らは1晩に7〜9時間の睡眠時間が必要でした。

被写体がラボに来たのは次の2回で、両者に1週間以上の間隔を設けました。
・通常睡眠:夜の8時間睡眠を2日間連続した後にラボに行く。就寝時刻は午後10時〜午後12時(午前零時)、起床時刻は午前6時〜午前8時の間にするよう教示
・睡眠剥奪(睡眠制限):4時間睡眠を2日間連続した後にラボに行く。就寝時刻は午後12時〜午前2時、起床時刻は午前4時〜午前6時の間にするよう教示続きを読む

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posted by マーキュリー2世 at 01:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 睡眠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月22日

同性間競争が強いと身長をサバ読みしがち

ウルグアイのジュニアサッカー選手の男の子は、同性間競争が強いと身長をサバ読みしがちという研究があります。

Mailhos, A., Buunk, A. P., & del Arca, D. (2017). High intrasexual competition is related to inflated height reports in male junior soccer players. Personality & Individual Differences, 113, 229-234. doi:10.1016/j.paid.2017.03.030.

ウルグアイのレプブリカ大学心理学研究室、カトリカ・デル・ウルグアイ大学心理学研究室、オランダのフローニンゲン大学心理学教室、オランダ王立芸術科学アカデミー、キュラソー大学の研究者らによる論文です。

性淘汰には同性間競争というものがあります。同性間競争とは、配偶相手をめぐって同性同士で争うことです。たとえば、オスがメスをめぐって争うことは同性間競争にあたります。このオス同士の争いに勝つのは大抵、小さな個体よりも大きな個体です。同性間競争はオス同士で行われることが多いことから、それによりメスよりオスの方が大きいという性的二形が生まれます。

人間では男性の身長は攻撃行動や地位、支配性と関連しています。攻撃行動や地位、支配性は同性間競争と関わっています。だとすると、男性が実際よりも自分の身長を高く報告すること、すなわち身長のサバ読みが同性間競争が高い状況で行われているのでは?という予想が成立します。そこで、本研究ではこの予想がどれだけ、現実世界で的中しているか調べることを目的としました。続きを読む

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posted by マーキュリー2世 at 13:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 男女心理学(・進化心理学) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする