2018年01月22日

牢獄生活中の認知制御、情動制御の低下はCBT/マインドフルネスで防止可能


16〜18歳の囚人男性において、刑務所生活中に情動制御、認知制御、情動認知が低下するとの研究報告があります。また、監獄生活に伴う情動制御、認知制御の低下は認知行動療法/マインドフルネス訓練プログラムで防止/緩和できるそうです。ただし、認知行動療法/マインドフルネス訓練でも情動認知の低下は防げません。

Umbach, R., Raine, A., & Leonard, N. R. (2018). Cognitive Decline as a Result of Incarceration and the Effects of a CBT/MT Intervention: A Cluster-Randomized Controlled Trial. Criminal Justice & Behavior, 45(1), 31-55. doi:10.1177/0093854817736345.

アメリカのペンシルベニア大学犯罪学研究室、ニューヨーク大学看護学科の研究者による論文です。

本研究の目的は刑務所生活が認知機能に与える影響を調べることとしました。調査した認知機能は情動制御(情動調整)、認知制御、情動認知でした。また、もう1つの目的として、認知行動療法/マインドフルネス訓練の効果も調べました。続きを読む

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2018年01月14日

自尊感情が高い人にマインドフルネスは逆効果

社会的排斥という文脈において、自尊感情が高い人にマインドフルネスは逆効果で、かえって反すうや収縮期血圧を高めることになる、という研究があります。

Ford, M. B. (2017). A Nuanced View of the Benefits of Mindfulness: Self-Esteem as a Moderator of the Effects of Mindfulness on Responses to Social Rejection. Journal of Social & Clinical Psychology, 36(9), 739-767. doi:10.1521/jscp.2017.36.9.739.

アメリカのロヨラ・メリーマウント大学心理学部の研究者による単著論文です。

マインドフルネス瞑想は出来事への有害反応を低下させ、健康的なコーピング反応を促す手段として効果的だとされます。そこで、本研究では、マインドフルネス瞑想で社会的排斥のネガティブ効果を弱めることができるかどうか検証しました。特に社会的排斥の負の影響に脆弱だと考えられる自尊感情が低い人において、マインドフルネス瞑想がレジリエンスや適応的コーピングを促進するのに有効かどうか調べました。続きを読む

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