2018年05月28日

非倫理的行動は2人の社会的絆を強める手段となる


1人だけよりも、互いに社会的絆を共有していない2者による共同意思決定の方が倫理性が低い、という研究があります。論文によれば、2者での共同的な倫理違反が、相手と社会的絆を形成する手段になっているとのこと。「赤信号みんなで渡れば怖くない」といわれますが、そもそもなぜみんなで赤信号を渡る必要があるのか?その背景には、みんなとの社会的絆を形成、強化したいという願いがあるのかもしれません。

Nikolova, H., Lamberton, C., & Coleman, N. V. (2018). Stranger Danger: When and Why Consumer Dyads Behave Less Ethically Than Individuals. Journal of Consumer Research, 45(1), 90–108. doi:10.1093/jcr/ucx108.

アメリカのボストンカレッジキャロル経営大学院、ピッツバーグ大学ジョセフ M. カッツ経営大学院の研究者による論文です。

市場や職場、スポーツチーム、アカデミアでの共犯は割とあることですが、ほとんど研究されていません。そこで本研究の目的は、2人での倫理的意思決定と個人での倫理的意思決定を比較することとしました。続きを読む

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2018年05月22日

睡眠問題が重い人はお金より睡眠に関する質問に答えることを優先する


睡眠問題が重い人は金銭獲得よりも睡眠に関する質問に答えることを優先する、という研究があります。

Takano, K., & Raes, F. (2018). Subjective sleep disturbances are associated with intrinsic motivation toward sleep-related thinking. Behaviour Research & Therapy, 100, 30-36. doi:10.1016/j.brat.2017.11.002.

ドイツのルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン校心理学臨床心理学心理療法研究室、ベルギーのルーヴェン大学学習心理学実験精神病理学センターの研究者による論文です。

バイアスのかかった情報処理は睡眠問題の脆弱性要因だと考えられます。眠気が睡眠への強い接近動機づけ(睡眠渇望)を引き起こし、睡眠のことばかり考えるようになるという理論があります。しかし、眠気が睡眠関連の情報に対する接近動機づけと関連するということを明確に示したエビデンスはありません。

そこで、主観的睡眠問題/困難/障害(sleep disturbance)を感じている人が、どれだけ睡眠関連の質問に答えることを選好するかを、pay-per-view課題修正版を用いて検討することを研究目的としました。続きを読む

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