2017年10月02日

ルーチン課題は仕事の活力となる

ルーチン課題は仕事の活力となるという研究があります。決まりきったことは退屈に思われるかもしれませんが、良いこともあるのです。

Ohly, S., Göritz, A. S., & Schmitt, A. (2017). The power of routinized task behavior for energy at work. Journal of Vocational Behavior, 103, 132-142. doi:10.1016/j.jvb.2017.08.008.

ドイツのカッセル大学経済学研究所、フライブルク大学心理学研究所の研究者による論文です。

ルーチン課題行動とは、安定した状況での反復的な実行を通して形成されるものです。資源保全モデル(Conservation Of Resources model,CORモデル)や統御理論(Control Theory,CT)によると、ルーチン課題行動は、従業員が仕事の要求に対処するのに役立ちます。そこで、本研究では、ルーチン課題が活力を予測するかどうか調べることを目的とした研究を2種類行いました。続きを読む

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posted by マーキュリー2世 at 22:25 | Comment(0) | 感情心理学・情動心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月24日

なぜ広告の時計の時刻は10時10分なのか?

皆さん、お気づきでしょうか?実は広告に登場する時計は時刻が10時10分ぐらいの時間帯になっていることが多いんです。試しにAmazonの時計商品を見てみてください。例外はあるものの、時計の針が10時10分ぐらいの時刻にセットされていることがほとんどです。これは1950年代からの商習慣です。ただ、デジタル時計だと、10時10分以外の時刻も散見されますが。

Amazonの腕時計カテゴリー
Amazonでアナログ時計を検索
Amazonでデジタル時計を検索

いったいこれはなぜなのでしょうか?という疑問に挑んだのが今回の研究です。結論から言えば、時計の針が10時10分を指していると、ポジティブ情動を喚起し、購買意図を高めるとの結果が得られました。しかも、10時10分の時計は笑顔に似ていると感じられるのです。

Karim, A. A., Lützenkirchen, B., Khedr, E., & Khalil, R. (2017). Why Is 10 Past 10 the Default Setting for Clocks and Watches in Advertisements? A Psychological Experiment. Frontiers in Psychology: Cognitive Science, 8:1410. doi: 10.3389/fpsyg.2017.01410.

ドイツのSRH Fernhochschule The Mobile University(モバイル大学)予防衛生心理学研究室、チュービンゲン大学精神医学心理療法研究室、ジェイコブス大学ブレーメン校神経心理学研究室、エジプトのアシュート大学病院神経精神医学部門、アメリカのラトガース大学ニューアーク校分子行動神経科学センター行動神経科学大学院課程の研究者による論文です。

〇実験1続きを読む

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posted by マーキュリー2世 at 23:16 | Comment(0) | 消費者心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする