2015年06月17日

瞑想する人は仕事パフォーマンスが良い

日本のビジネスパーソン(ビジネスマン)で瞑想実践に関する調査が行われ、論文が科学雑誌『プラスワン(プロスワン)』に掲載されました。日本のビジネスパーソンで瞑想を行っている人は3.9%で、彼らは若く、教育水準が高く、高給取りで、ストレス反応が高く、太っていないといった特性が示唆されました。また、瞑想実践家には仕事に活力や熱意を持って取り組み、没頭している、仕事の主観的な業績や仕事満足感も高いといった特徴がありました。

Shiba, K., Nishimoto, M., Sugimoto, M., & Ishikawa, Y. (2015). The Association between Meditation Practice and Job Performance: A Cross-Sectional Study. PLoS ONE, 10(5): e0128287. doi:10.1371/journal.pone.0128287.

東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻保健社会行動学健康教育・社会学の芝孝一郎専門職修士課程生(SPH)と石川善樹研究員、東京の会社Campus for Hの西本真寛研究員と東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野の杉本南専門職学位課程(M2)による共同執筆の論文です。石川善樹さんは株式会社キャンサースキャンや株式会社Campus for Hでイノベーションディレクターをされていて、NHK「NEWS WEB」の金曜日ネットナビゲーターもされているとか。石川善樹式ダイエットというのもあるそうです。

石川善樹氏の著作には『友だちの数で寿命はきまる 人との「つながり」が最高の健康法(マガジンハウス)』や『健康学習のすすめ(理論編)(日本ヘルスサイエンスセンター)』があります。


話がそれましたが、本題です。続きを読む

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2015年02月18日

マインドフルネス瞑想訓練を受けると松葉杖の女性に席を譲るようになる

マインドフルネス瞑想を14日間実践した大学生は松葉杖をついて苦しそうにしている女性に席を譲る可能性が高まるという研究が科学雑誌『プラスワン』に掲載されました。

マインドフルネス瞑想とは今現在に集中し、ありのままを何の判断もせずに受け入れる瞑想法のことです。呼吸に意識を向ける方法が一般的でしょうか。呼吸から意識がそれてもそれを悪いことだというように価値判断をせずに、もう一度呼吸に意識を戻したりします。マインドフルネス瞑想で不安障害(不安症)の改善が期待できます(Boettcher et al., 2014)

Lim, D., Condon, P., DeSteno, D. (2015). Mindfulness and Compassion: An Examination of Mechanism and Scalability. PLoS ONE, 10(2):e0118221. doi:10.1371/journal.pone.0118221.

アメリカマサチューセッツ州ボストン市に本部があるノースイースタン大学心理学部の研究者達3名による論文です。

最後まで実験に協力してくれたのは大学生56人(女性30人、男性26人)。平均年齢は19.4歳(標準偏差は1.5)。彼らはマインドフルネス瞑想未経験者。

ランダムな割り当ては以下の通り
・マインドフルネス瞑想群:Headspaceというアプリで14日間マインドフルネス瞑想を実践
・認知訓練群:Lumosityというウェブでの認知訓練を14日間実施

両群ともマインドフルネス瞑想・認知訓練を14日間実施した後、ラボに来てもらいました。待合室の席に座っている時に顔をしかめて松葉杖をついた女性が廊下を歩いてきました。なお、待合室の席は3席で、被験者が座っている椅子以外は男性のサクラが占領していました。松葉杖の女性は被験者からもっとも遠く離れた席の隣で実験開始を待っているかのように演技しました。男性のサクラは松葉杖の女性に無関心を装いました。被験者が女性に席を譲るか2分経過したら実験終了となりました。

情動認識力は情動認識指標(Emotion Recognition Index:ERI)で測りました。ERIとは顔の情動(表情)と声の情動の認識力を検査するものです。続きを読む

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2014年10月18日

マインドフルネスでまなざしから心を読むことが上手になり、共感性も高まる

マインドフルネスで他者のまなざしから心を読むことが上手になり、共感性も高まるという研究が科学雑誌『プラスワン』に発表されました。

マインドフルネスとは今この瞬間に意識を向けて、身体の内外で起きていることに価値判断をせず、ありのまま受け止めることを言います。

Tan, L. B. G., Lo, B. C. Y., & Macrae, C. N. (2014). Brief Mindfulness Meditation Improves Mental State Attribution and Empathizing. PLoS ONE, 9(10): e110510. doi:10.1371/journal.pone.0110510.

オーストラリア(ブリスベン)のクイーンズランド大学医学校精神医学部、香港大学心理学部、イギリス(スコットランド)のアバディーン大学心理学部の研究者たちによる論文です。

72人が被験者として実験に協力しました。72人中36人が女性で平均年齢は24歳(範囲:18–50)、中国人が93%を占めました。

被験者はマインドフルネス群か統制群にランダムに割り当てられました(被験者間計画)。

マインドフルネス群かどうかを問わず、全ての被験者にやってもらったことは目を閉じ、リラックスしてもらい、ヘッドフォンで教示を聞くことでした。これを5分間行ったのですが、その間にマインドフルネス群には呼吸の感覚に注意を向けてもらいました。たとえ余計な考えが湧きおこっても雑念が過ぎていくのを眺め、再び呼吸に注意するように指示しました。統制群には余計な考えに没頭してもらうように教示しました。続きを読む

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