2017年06月07日

恋人がいる大学生は授業を欠席することが多い

恋人がいる大学生は授業を欠席することが多いが、恋愛パートナーの有無は学業成績に影響しないという研究があります。

Schmidt, J., & Lockwood, B. (2017). Love and Other Grades: A Study of the Effects of Romantic Relationship Status on the Academic Performance of University Students. Journal of College Student Retention: Research, Theory & Practice, 19(1), 81–97. DOI:10.1177/1521025115611614.

アメリカ、ニュージャージー州のモンマス大学人文社会科学研究科刑事司法研究室の研究者による共著論文です。なお、第一著者は現在モンマス郡検察庁職員で、ラストオーサーがモンマス大学刑事司法研究室の准教授です。

恋愛関係が学業に与える影響を調べた研究は少なく、そのほとんどが青年期の生徒を対象としたものです。そこで、今回取り上げる研究では、大学生を対象とし、恋人の有無で学業成績、GPA(Grade Point Average)や授業への出席を予測できるかどうか検証しました。

方法は、アメリカ合衆国北東部の中規模私立大学の学生300人以上をサンプルとしたデータセットを解析しました。続きを読む

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posted by マーキュリー2世 at 15:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 恋愛心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月20日

恋人がいる人は社会的なサポートネットワークが狭い

恋人がいる人は恋愛関係の維持にコストがかかるので、他の人との社会的関係を犠牲にする(≒サポートネットワークが狭い)という研究があります。

Burton-Chellew, M. N., & Dunbar, R. I. M. (2015). Romance and reproduction are socially costly. Evolutionary Behavioral Sciences, 9(4), 229-241. doi:10.1037/ebs0000046.

オックスフォード大学のマグダレン・カレッジ(Magdalen College)&ニューカレッジ(New College)動物学部のポストドクター研究員と霊長類学がご専門の人類学者であり、進化生物学者であるロビン・ダンバー教授による共著論文です。ダンバー教授はダンバー数(ダンバー・ナンバー)の提唱者です。ダンバー数とは人が付き合いを維持できる人数の上限値のことで、150人ぐらいだと言われています。ダンバー教授の著書には翻訳書で『友達の数は何人?―ダンバー数とつながりの進化心理学』などがあります。翻訳は藤井留美氏、出版社はインターシフト社。2016年6月には『人類進化の謎を解き明かす』が鍛原多惠子氏の翻訳でインターシフト社から刊行予定です。


さて、本題である論文の内容です。540人が参加したインターネット調査により、恋人がいる人のサポートネットワークの平均サイズが小さいことが見いだされました。

およそ9%の人はもう1人別の恋人がいたのですが、彼らは恋人が1人の人と比較してネットワークが小さくなっているということはありませんでした。続きを読む

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2016年04月04日

オキシトシンの記憶への影響が恋人との破局を予測する

恋人がいる人はオキシトシン投与で元カレ/元カノとの葛藤記憶を思い出すことが少なくなる、現恋人との仲良し記憶を思い出すことが少なくなるという研究があります。そして、何よりも重要なのは、オキシトシンで現在の恋人との葛藤記憶を多く思い出した人はその後の18カ月の間に別れている可能性が高いという結果です。

Cardoso, C., Kalogeropoulos, C., Brown, C. A., Orlando, M. A., & Ellenbogen, M. A. (2016). Memory response to oxytocin predicts relationship dissolution over 18 months. Psychoneuroendocrinology, 68, 171–176. doi:10.1016/j.psyneuen.2016.03.005.

カナダ(モントリオール)のコンコルディア大学心理学研究室人間発達研究センターの研究者らによる論文です。

研究参加者は48人(女性24人)。平均年齢は23.71歳(SD = 3.52,範囲:18〜35歳)。研究当時、恋人がいたのが32人(女性16人)、恋人がいなかったのが16人。恋人がいた人の恋人関係は平均的に2.79年持続していました(SD = 3.26, 範囲:0〜14年)。続きを読む

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