2017年04月02日

数量限定広告は人を攻撃的にさせる

数量限定品というものが世の中にありますね。今回は、数量限定広告は人を攻撃的にさせるという研究です。

Kristofferson, K., McFerran, B., Morales, A. C., & Dahl, D. W. (2017). The Dark Side of Scarcity Promotions: How Exposure to Limited-Quantity Promotions Can Induce Aggression. Journal of Consumer Research, 43(5), 683-706. DOI:10.1093/jcr/ucw056.

アメリカのアリゾナ州立大学W. P. キャリー・ビジネススクールマーケティング研究科、カナダのサイモンフレーザー大学ビーディー経営学科、カナダのブリティッシュコロンビア大学バンクーバー校サウダー経営学科マーケティング行動科学部門の研究者による論文です。

本研究の目的は、商品の数に限りがあるというプロモーション方略が人の攻撃性に与える影響を調べることとしました。攻撃性は行動上の指標をとり、研究は7つ実施しました。続きを読む

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2016年01月21日

手を洗うと嗜好食品を選択するようになる

嗜好性の高い美味しい物(hedonic food)を食べた後に手を洗うと罪悪感が低下する、食べ物の選択をする前に手の洗浄を行うと嗜好食品を選択するようになるという研究があります。好きな食べ物が高カロリーなら、手を洗うことはダイエットに有害ですね。

Martins, C. M., Block, L. G., & Dahl, D. W. (2015). Can Hand Washing Influence Hedonic Food Consumption?. Psychology & Marketing, 32(7), 742-750. DOI: 10.1002/mar.20814.

アイオナカレッジ(アイオナ大学)、バルークカレッジ(バルーク大学)、ブリティッシュコロンビア大学(カナダ)の研究者らによる論文です。

○背景と目的

手洗い行動は道徳分野での研究がおこなわれています。たとえばマクベス効果(macbeth effect)というものがあります。マクベス効果とは自分の道徳的不純さが顕著になると、身体を洗うことを求めるという現象のことです。たとえば、過去に行った非倫理的な行為を思い出した後に消毒液を選択することが多くなるといった事象はマクベス効果にあたります。

しかし、洗浄行動は道徳分野以外にも何らかの影響を及ぼすのでしょうか?本研究では手を洗うことで消費者行動、具体的には嗜好食品の消費に与える影響を調査しました。続きを読む

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2014年12月09日

ギフトカードは快楽的な目的で消費されやすい

人はギフトカードでの買い物では快楽的商品を購入することが多くなるという研究が発表されました。

Helion, C., & Gilovich, T. (2014). Gift Cards and Mental Accounting: Green‐lighting Hedonic Spending. Journal of Behavioral Decision Making, 27(4), 386–393. DOI: 10.1002/bdm.1813.

アメリカ合衆国ニューヨーク州のコーネル大学心理学部の研究者2名による論文です。

Study1aでは被験者にギフトカードとお金を持っている場面を想像させ、快楽的な商品と実用的な商品でそれぞれどちらを使うか選択してもらいました。その結果、快楽的な商品はギフトカードで購入するという被験者が多くなりました。

Study1bではStudy1aの結果が再現され、ギフトカードと金銭の使い方に対する信念が関係していることが判明しました。続きを読む

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