2018年01月01日

顔写真は自分で選択するより他者が選択する方が赤の他人への印象が良い


Facebookなどで使うプロフィール画像の顔写真は自分で選択するよりも他者に選択してもらった方が、赤の他人への印象が良いという研究があります。

White, D., Sutherland, C. A. M., & Burton, A. L. (2017). Choosing face: The curse of self in profile image selection. Cognitive Research: Principles & Implications, 2:23. doi:10.1186/s41235-017-0058-3.

オーストラリアのシドニー、ニューサウスウェールズ大学心理学部、マッコーリー大学ARC認知およびその障害に関する中核的研究拠点(ARC Centre of Excellence in Cognition and its Disorders)、西オーストラリア大学心理学部、シドニー大学心理学部の研究者による論文です。

プロフィール画像データセット:Facebookアカウントから1224枚の写真をダウンロード。写真は大学1年生(1回生)1人の顔が映っているもので各人12枚。大学生は102人(女子大生51人,平均年齢19.4歳,SD = 2.28)。  

参加者は、自己の顔写真12枚からSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)等のサイトでプロフィール画像として最も使用する可能性のあるものと使用しないものとを選択。SNS等はFacebook、LinkedInなどのビジネス用、Match.com等の出会い系を想定。続きを読む

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posted by マーキュリー2世 at 16:48 | Comment(0) | 社会心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月12日

見つめられると笑顔になる

他者から見つめられると、たとえ自分がその人に視線を向けていなくても、笑顔を作る頬骨筋の活動が高まる、という研究があります。

Hietanen, J. K., Helminen, T. M., Kiilavuori, H., Kylliäinen, A., Lehtonen, H., & Peltola, M. J. (2018). Your attention makes me smile: Direct gaze elicits affiliative facial expressions. Biological Psychology, 132, 1–8. doi:10.1016/j.biopsycho.2017.11.001.

フィンランドのタンペレ大学社会科学/心理学部人間情報処理研究室の研究者による論文です。

直視された時の感情反応がポジティブなのかネガティブなのか調べることを目的とした実験を実施。そのために、顔面筋の反応と皮膚コンダクタンス反応を計測。顔面筋の計測にEMG(筋電図)を使用。

その結果、刺激の顔が逸視よりも直視で、頬骨筋の反応が高くなりました。これは、参加者自身の視線が刺激顔に向けられている時でも、直接刺激顔を見ていない時でも生じました。頬骨筋とは、笑顔を作る時に働く顔面筋肉のことで、これが活発だということは、(潜在的)ポジティブ感情を喚起していることを示唆します。続きを読む

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2017年09月18日

他者をサポートすると自己制御が難しくなる

相手へのソーシャルサポートの提供で自己制御(自己調整)が低下するという研究があります。

Gosnell, C. L., & Gable, S. L. (2017). You deplete me: Impacts of providing positive and negative event support on self-control. Personal Relationships, 24(3), 598-622. DOI:10.1111/pere.12200.

アメリカニューヨーク州のペース大学心理学研究室とカリフォルニア大学サンタバーバラ校心理学脳科学研究所の研究者2名による共著論文です。

ソーシャルサポート提供が自己制御に与える影響を調べることを目的とした研究です。研究結果は以下の通りでした。

日頃のサポート提供でその有効性についての関心が高かった人、情動制御が高かった人は、行動上も主観的にも自己制御資源が消耗しました。続きを読む

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