2014年12月27日

知的障害児・自閉症スペクトラム障害児の母親は死亡リスクが高い

障害児がいない母親と比較して、知的障害や自閉症スペクトラム障害(自閉症スペクトラム症)の子供の母親は死亡リスクが2倍高いという研究が発表されました。

Fairthorne, J., Hammond, G., Bourke, J., Jacoby, P., & Leonard, H. (2014). Early Mortality and Primary Causes of Death in Mothers of Children with Intellectual Disability or Autism Spectrum Disorder: A Retrospective Cohort Study. PLoS ONE, 9(12): e113430. doi:10.1371/journal.pone.0113430.

オーストラリア(パース)の西オーストラリア大学テレソン児童研究所(Telethon Kids Institute)、西オーストラリア州保健局(Health Department of Western Australia)の研究者(調査チーム)による論文です。

1983年〜2005年に西オーストリアで赤ちゃんを出産した母親全員を調査。母親の死亡は2011年までカウント。続きを読む

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2014年12月15日

ADHDの女性は青色と赤色の彩度を弁別するのが苦手

ADHD(注意欠陥・多動性障害)の女性は青色と赤色の彩度を弁別するのが苦手という研究が発表されました。

Kim, S., Al-Haj, M., Chen, S., Fuller, S., Jain, U., Carrasco, M., & Tannock, R. (2014). Colour vision in ADHD: Part 1-Testing the retinal dopaminergic hypothesis. Behavioral & Brain Functions, 10:38, doi:10.1186/1744-9081-10-38.

カナダのトロント大学応用心理学人間発達学部、ヨーク大学心理学部、ウェスタンオンタリオ大学臨床心理学部、依存症精神衛生センター(Centre for Addiction and Mental Health)精神医学研究室、アメリカのニューヨーク大学心理学部&心理神経科学研究室の研究者達による論文です。

被験者は30人のADHD者と年齢・性別をマッチさせた健常発達の大人。

課題は心理物理学的な彩度(青色と赤色)とコントラストの弁別力を測る検査。続きを読む

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2014年11月18日

ADHD児に雑音を聞かせると記憶力が良くなる

ADHD児に雑音を聞かせると記憶課題の成績が改善するという研究があります。

Söderlund, G., Sikström, S., & Smart, A. (2007). Listen to the noise: noise is beneficial for cognitive performance in ADHD. Journal of Child Psychology & Psychiatry, & Allied Disciplines, 48(8), 840-847. DOI: 10.1111/j.1469-7610.2007.01749.x.

スウェーデンのストックホルム大学心理学部、ルンド大学認知科学研究科、アメリカのニューヨーク大学心理学部の研究者達による論文です。

ADHD児21人(平均年齢は11歳,少女0人)と健康な子供21人が参加(平均年齢は11歳,少女0人)。ADHD児の内15人が混合型、6人が不注意型。ADHD児の内7人がメチルフェニデートを服用中(6人がADHD混合型で、1人がADHD不注意型)。ADHD群と統制群は学校の成績(教師の評価)もマッチング。

用いた課題は自己実施ミニ課題(self-performed mini task:SPT)と言語課題(verbal task:VT)。SPTとは「ボールを投げろ」などの名詞と動詞から成る命令文を被験者に見せて実行させ、後にその命令をできるだけ多く思い出してもらう課題のことです。言語課題はSPTと同じような課題ですが、呈示された命令を実際に行為に移すことは要請しない課題です。続きを読む

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