2016年06月26日

認知負荷がネグレクトのリスク要因の1つとなる

赤ちゃんの泣き声を聞いて生じるとされる共感したり、お世話をしたいという気持ちは認知負荷が高いと低下し、ネグレクト意図が高まるという研究があります。また、認知負荷が高い→共感が低い→赤ちゃんが泣いていても世話をしようと思わない/育児放棄をしてもいいやと思うという媒介関係も発見されました。ただし、認知負荷が高くても、泣いている赤ちゃんに身体的暴力を振るいたいという気持ちは高まらないようです。

Hiraoka, D. & Nomura, M.(2016). The Influence of Cognitive Load on Empathy and Intention in Response to Infant Crying. Scientific Reports, 6:28247. doi: 10.1038/srep28247.

京都大学大学院教育学研究科の平岡大樹大学院生と野村理朗准教授による共著論文です。

子育て経験のない女子大生66人が参加(平均年齢21.80 ± 1.63歳)。続きを読む

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2014年07月02日

母親が過保護だと子供が肥満や体重過多になる

母親が過保護だと子供が肥満や体重過多になるリスクが増加するという研究が発表されました。

Hancock, K. J., Lawrence, D., & Zubrick, S. R. (2014). Higher maternal protectiveness is associated with higher odds of child overweight and obesity: A longitudinal Australian study. PLoS ONE, 9(6):e100686. doi:10.1371/journal.pone.0100686.

西オーストラリア州の州都パースにある西オーストラリア大学テレソン子ども研究所(Telethon Kids Institute)の方々による論文です。

2004年から開始したオーストラリアの子ども縦断研究(Longitudinal Study of Australian Children:LSAC)のデータを分析した研究です。

4〜5歳の子どもコホート(n=2,596)を11歳まで追跡調査しました。

母親の過保護は過保護養育尺度(overprotective parenting scale:OPS)で評価しました。OPSへの回答は子どもが6〜7歳、8〜9歳の時に求めました。子どものBMIや家族の特徴も調査しました。

肥満や体重過多の判断は国際肥満タスクフォース(International Obesity Taskforce)が定める基準に則って、肥満(obese)、体重過多(overweight)、正常(normal)を評価しました。続きを読む

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2014年05月12日

社会経済的地位(SES)が高いほど、育児に感じる人生の意味が薄い

社会経済的地位(SES)が高い人ほど、育児に感じる人生の意味が薄いし、お金が映っている写真を見ても同じ効果が得られるという研究があります。

Kushlev, K., Dunn, E. W., & Ashton-James, C. E. (2012). Does affluence impoverish the experience of parenting?. Journal of Experimental Social Psychology, 48(6), 1381-1384. doi:10.1016/j.jesp.2012.06.001.

バンクーバー(カナダ)のブリティッシュコロンビア大学心理学部、オランダのアムステルダム自由大学心理学教育研究科の方々の論文です。

Study1は1日ごとに出来事とそれに伴う感情体験を報告する一日再構築法(Day Reconstruction Method:DRM)を用いました。続きを読む

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