2018年02月05日

言語性IQが高い犯罪者は逮捕されないことが多い


言語性IQが高い犯罪者は逮捕されないことが多いという研究があります。言語性IQが高いと、名探偵コナンなどに登場するトリックを仕掛けて、まんまと完全犯罪をやってのけるということでしょうかね(トリック云々は単なる私の妄想です)。

Boccio, C. M., Beaver, K. M., & Schwartz, J. A. (2018). The role of verbal intelligence in becoming a successful criminal: Results from a longitudinal sample. Intelligence, 66, 24-31. doi:10.1016/j.intell.2017.10.003.

アメリカのフロリダ州立大学犯罪学刑事司法学大学、ネブラスカ大学オマハ校犯罪学刑事司法学部、サウジアラビアのキング・アブドゥルアズィーズ大学社会人文科学研究センターの研究者による論文です。

IQ(知能指数)が高い人は人生の多くの領域で成功を収めやすいですが、犯罪の成功はどうでしょうか?ここでの犯罪の成功とは、完全犯罪のごとく、犯罪行動が社会に露見せず逮捕されないことをいいます。そこで、本研究では、言語性IQと犯罪への関与、刑事事件における逮捕の関係を調べることを目的としました。続きを読む

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2017年10月09日

自傷傾向が高いと自分に見立てた人形にピンを刺しまくる


心理学には呪いの人形課題(Voodoo Doll Task,VDT)という実験手続きがあります。呪いの人形課題とは、誰か他者に見立てた人形にどれだけピンや釘を刺すかで、その他者への攻撃を測る課題のことです。人形は実際のものでもかまいませんし、コンピュータで画像提示するだけでもかまいません。ただし、教示ではVoodoo(呪術)という言葉を使いません。

今回は、その呪いの人形課題を応用して、自傷傾向を測る課題を開発した研究を取り上げます。名付けて、呪いの人形自傷課題(Voodoo Doll Self-Injury Task,VDSIT)です。つまり、人形が表象するのを他者ではなく自己とすることで、呪いの人形課題を活用して自傷傾向を測ることができるというのです。

Chester, D. S., Whitt, Z. T., Davis, T. S., & Dewall, C. N. (2017). The Voodoo Doll Self-Injury Task: A New Measure of Sub-Clinical Self-Harm Tendencies. Journal of Social & Clinical Psychology, 36(7), 554-579. doi:10.1521/jscp.2017.36.7.554.

アメリカのバージニア・コモンウェルス大学心理学研究室、ケンタッキー大学心理学研究室、バークレーウエルビーイング研究所(Berkeley Well-Being Institute)の研究者による論文です。

〇研究1

研究1の目的は2つでした。1つは、自傷経験のある人達の方が、VDSIT得点が高くなるかどうか検証することでした。もう1つは、自傷傾向を高めることで知られる社会的排斥により、VDSIT得点が高くなるかどうか検討することでした。続きを読む

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2016年09月18日

Googleで去年の西暦の検索が多い地域は自殺率が高い

Googleで去年の西暦の検索が多いアメリカ合衆国の州は自殺率が高いという研究があります。「去年の西暦」とはまどろっこしい書き方です。しかし、「去年」だけだと、去年に起こった出来事と勘違いする人がでるかもしれず、「去年の西暦」としました。というのも、ここでのGoogle検索は純粋に「年」のことだからです。

Lee, D., Lee, H., & Choi, M. (2016). Examining the relationship between past orientation and US suicide rates: an analysis using big data-driven Google search queries. Journal of Medical Internet Research, 18(2):e35 DOI: 10.2196/jmir.4981.

大韓民国(韓国)のKAIST(Korea Advanced Institute of Science and Technology,韓国科学技術院)イノベーションテクノロジーマネジメント大学院、大洞病院(Dae-Dong Hospita)小児科学研究室の研究者達による論文です。

過去指向をGoogle Trendsによる検索クエリデータにより定量化。具体的には、とある年の前後1年に関する検索クエリ(検索ボリューム)の割合の比をとり、過去指向としました。たとえば、2009年の過去指向の算出では、「2008」の検索ボリュームの割合と「2010」の検索ボリュームの割合の比率をとりました。

過去指向は全米50州とワシントンD.C.(コロンビア特別区)で、2004年から2012年にわたり計算。なお、インターネット統計サイト、インターネット・ライブ・スタッツ(internet live stats)によると、アメリカでのインターネット普及率は2004年で64.76%、2012年で81.03%だったとのことです。続きを読む

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