2017年08月23日

母親は乳児に頭のいい子、勤勉な子よりも外向的な子になってほしい


子供が乳児の時期には、頭のいい子、勤勉な子になってほしいと望む母親よりも、外向的な子になってほしいと望む母親の方が多いという研究があります。

Latham, R. M.,& von Stumm, S. (2017).Mothers want extraversion over conscientiousness or intelligence for their children. Personality & Individual Differences, 119, 262–265. doi:10.1016/j.paid.2017.07.037.

イギリスのロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ心理学研究室の研究者による論文です。

母親が子供に持っていてほしい性格特性について調べた研究です。

具体的には、まず0–12カ月の乳児の母親142人に、子供に持ってもらいたいファセット(下位因子)を、各々のビッグファイブ性格特性(性格の5因子特性)から選択してもらいました。その次に母親には、知能と合わせて、一番子供に持ってもらいたいものから、最も持っていなくてもいいものまで順位をつけてもらいました。

その結果、知能を最も子供に持ってもらいたいとした母親は9.86%、勤勉性ファセットを最も子供に持ってもらいたいとした母親は9.15%となりました。一方、外向性ファセットを最も子供に持ってもらいたいと思う母親は50.70%で、調和性ファセットを最も重視する母親は20.42%でした。神経症傾向ファセットを一番子供に持ってもらいたいと願う母親は皆無(0%)でした。

知能や勤勉性は社会経済的な成功や婚姻、健康、寿命など人生で重要な事柄を予測する要因とされます。しかし、子供にあってほしいと願う性格特性として、知能や勤勉性よりも外向性を選択する母親の方が多くなりました。この乖離が本論文のポイントになります。

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posted by マーキュリー2世 at 14:02 | Comment(0) | 発達心理学・発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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