2017年07月29日

オキシトシンで異性の嘘を見破るのが苦手になる

オキシトシン投与で異性の嘘を見破るのが苦手になるという研究があります。

Pfundmair, M., Erk, W., & Reinelt, A. (2017). “Lie to me”−Oxytocin impairs lie detection between sexes. Psychoneuroendocrinology, 84, 135-138. doi:10.1016/j.psyneuen.2017.07.001.

ドイツのルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン校心理学研究室の研究者3名による共著論文です。

研究の目的は、オキシトシンが嘘発見(虚偽検出)に与える影響を調べることとしました。

オキシトシンまたはプラセボの投与後、他者が真実を語っているかどうかの判断を研究参加者に求めました。この他者の性別は参加者と同性または異性で、嘘をついている場合と本当のことを言っている場合の2つの条件を設けました。なお、研究には男性も女性も参加者として協力しました。

実験の結果、プラセボと比較して、オキシトシン投与で異性が本当のことを言っているのか嘘を言っているかの判断能力が低下しました。参加者が男性の場合でも女性の場合でも、オキシトシン投与で異性の言うことの真偽判断力が低下しました。

この結果は、オキシトシン投与で本当のことを虚偽と判断するバイアスが強まったからではなく、嘘を見破る能力の低下によりました。

〇嘘研究一覧
おしっこを我慢すると嘘を言うのが上手くなる
ネットで嘘つきが多いから自分も嘘をつく
ダークトライアドと嘘の上手さや虚偽検出には何の関係もない
マジシャンは嘘のトリックを言って、手品の種が見破られるのを防ぐ

オキシトシン研究一覧
オキシトシンの記憶への影響が恋人との破局を予測する
オキシトシンは相貌失認の治療薬?:鼻腔投与で顔の記憶力、認識力が向上
噂話はオキシトシン濃度を増加させる
オキシトシンで集団での犯人当てゲームの成績が向上する
オキシトシン濃度が高い人はラバーハンド錯覚で身体所有感を感じやすい
オキシトシンで女性心理士からのアドバイスに従順になる

スポンサードリンク

posted by マーキュリー2世 at 15:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 男女心理学(・進化心理学) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック