2017年06月27日

自撮り棒を使った人は他者に社会的魅力が低いという印象を残す


自撮り棒を使って自撮りした人は、その光景を見た人に社会的魅力が低いという印象を残すという研究があります。

Bevan, J. L. (2017). Perceptions of Selfie Takers Versus Selfie Stick Users: Exploring Personality and Social Attraction Differences. Computers in Human Behavior, 75, 494–500. doi:10.1016/j.chb.2017.05.039.

アメリカ合衆国カリフォルニア州のチャップマン大学健康戦略的コミュニケーションM.S.プログラム所長&専任教員、コミュニケーション学部教授の方による単著論文です。

本研究は、人前で自撮りしている人が他者にどのように知覚されるかを調査したものです。腕を伸ばして自撮りする従来の方法で撮影した人と、自撮り棒を使って自撮りする方法で撮影した人の比較研究になります。

比較したのは、自撮りした人が他者からどれくらいナルシストで、思いやりがあり、社会的魅力が感じられるかというものでした。

これまで目撃した、腕を伸ばして自撮りしていた人、自撮り棒を使って自撮りしていた人を参加者にランダムに思い出してもらい、ナルシシズム、思いやり、社会的魅力を評価してもらいました。オンライン調査でした。続きを読む

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posted by マーキュリー2世 at 23:20 | Comment(1) | TrackBack(0) | 社会心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月25日

ネット検索の訓練後に検索エンジンへの依存が強まる


インターネットでの検索訓練を6日間行った後に、新たな難問に直面した時にネット検索をしたいという衝動性が高まったという研究があります。また、ネット検索訓練後は新たな難問が出題された時に脳の衝動性制御に関わる部位の活動が増加したという結果も得られました。

Wang, Y., Wu, L., Luo, L., Zhang, Y., & Dong, G. (2017). Short-term Internet search using makes people rely on search engines when facing unknown issues. PLoS ONE, 12(4): e0176325. doi:10.1371/journal.pone.0176325.

中国金華市の浙江師範大学心理学脳科学研究所心理学研究室、北京師範大学認知神経科学&学習科学国家重点実験室(State Key Laboratory of Cognitive Neuroscience and Learning)・IDG/マクガバン脳研究所(IDG/McGovern Institute for Brain Research)、ドイツのコンスタンツ大学心理学研究室の研究者による論文です。

データ解析したのは、ネット検索を定期的に利用している31人の大学生から収集したデータ。女子大生が14人、男子大学生が17人、平均年齢20.5 ±1.1歳。
*ネット検索を定期的に利用しているかどうかはインターネット検索依存質問紙(Questionnaire on Internet Search Dependence,QISD)で調査。続きを読む

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2017年06月19日

自傷の傷跡が持つ意味

自傷をしたことがある人は、その傷跡に深い意味づけを行っているという研究があります。

Stacy, S. E., Lear, M. K., & Pepper, C. M. (2017). The importance of origin: Differences in interpretation of self-inflicted versus environmentally-inflicted scars. Personality & Individual Differences, 116, 92-95. doi:10.1016/j.paid.2017.04.035.

アメリカのワイオミング大学心理学研究室の研究者3名による共著論文です。

非自殺自傷(nonsuicidal self-injury)という言葉があります。非自殺自傷とは、自殺意図のない自傷行為のことです。リストカットなどによる自傷は身体に傷跡を残し、自傷行為や情動的出来事を思い出させる手がかりとして機能すると考えられます。そこで本研究では、非自殺自傷による傷跡と他の傷跡とで傷跡関連の意味、行動に違いがあるかどうかを検証しました。

調査協力者は、非自殺自傷による傷跡がある人49名と、環境要因で傷跡ができた人54名。彼らの傷跡関連の解釈、行動、機能を比較しました。

その結果、環境的傷跡がある人達も非自殺自傷による傷跡がある人達も、多くの人が傷跡をアイデンティティーの一部として捉えていました。続きを読む

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posted by マーキュリー2世 at 14:22 | Comment(3) | TrackBack(0) | 心理療法、臨床心理学、精神医学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする