2015年11月22日

キスをする文化がある社会は少数派で46%

世界を見渡すとキス文化がある社会の方がキス文化がない社会よりも少ないという研究が発表されました。しかも社会的ランク付けが進展し、政治的な中央集権化が進んでいる社会ほどキスをすることが多いようです。

Jankowiak, W. R., Volsche, S. L., & Garcia, J. R. (2015). Is the Romantic–Sexual Kiss a Near Human Universal? American Anthropologist, 117(3), 535-539. DOI: 10.1111/aman.12286.

アメリカのネバダ大学ラスベガス校人類学研究室とインディアナ大学ブルーミントン校ジェンダー研究室&キンゼイ研究所の研究者らによる論文です。

○方法

全部で168の文化圏でキスの有無に関する情報を収集しました。ここでのキスとは恋愛的・性的な唇と唇との接触のことで、時間の長短を問いません。本研究では親子のキスや挨拶でのキスは含まないことに注意が必要です。ただ、挨拶としてのキスが愛し合っている者同士で行われた場合には本研究でのキスの定義に含めました。サンプリングの方法は以下の通りです。続きを読む

スポンサードリンク

posted by マーキュリー2世 at 21:08 | Comment(3) | TrackBack(0) | 恋愛心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月09日

女性の可愛さは周辺視野では判断できないが、美人の判断ならできる

少なくとも100ミリ秒という短い呈示時間では日本人女性の可愛さは中心視野で弁別力が高く、周辺視野になると可愛いかどうかの判断ができなくなるという研究が発表されました。また、美人かどうかの判断は周辺視野でも中心視野と同等の判断ができるという結果も得られました。したがって、可愛さの判断は中心視野でないとダメで、美人の判断は周辺視野でもOKであるということになります。

Kuraguchi, K., & Ashida, H. (2015). Beauty and cuteness in peripheral vision. Frontiers in Psychology: Cognitive Science, 6:566. doi:10.3389/fpsyg.2015.00566.

京都大学こころの未来研究センター研究員の藏口佳奈さんと京都大学大学院文学研究科心理学研究室の蘆田宏教授の共著論文です。

○実験1

被験者は45人の日本人学生(男性22人,女性23人)。年齢の範囲は18〜25歳。被験者間計画で彼らを美しさを評価する群19人(男性9人,女性10人)と可愛さを評価する群26人(男女とも13人)に分けました。ただし、アイトラッキングで計測した視線が基準未満の参加者はデータ解析に含めなかったため、最終的に分析したのは31人になりました。続きを読む

スポンサードリンク

posted by マーキュリー2世 at 20:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 知覚心理学(マジック心理学含む) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする