2018年02月19日

共感は感情が先か?認知が先か?

共感には感情的側面と認知的側面がありますが、いったいどちらが先なのでしょうか?この疑問に挑んだ研究を取り上げます。

Israelashvili, J., & Karniol, R. (2018). Testing alternative models of dispositional empathy: The Affect-to-Cognition (ACM) versus the Cognition-to-Affect (CAM) model. Personality & Individual Differences, 121, 161-169. doi:10.1016/j.paid.2017.09.036.

イスラエルのテルアビブ大学心理学部、オランダのアムステルダム大学社会心理学研究室の研究者による共著論文です。

共感には感情的共感と認知的共感があります。感情的共感とは他者の苦境に対して自動的に起こる感情的反応で、認知的共感とは他者の視点に立って彼/彼女の心理を理解することです。では、どちらが先なのでしょうか?続きを読む

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posted by マーキュリー2世 at 16:45 | Comment(0) | 感情心理学・情動心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月12日

相貌失認チェックリスト&病識を持った年齢は?

相貌失認の人やその重要他者、相貌失認の子供を育てる親に対する質問紙調査、面接調査で、「こういう言動等があったら相貌失認の可能性を疑うべきだ」というチェックリストを作成した研究があります。このチェックリストは専門家でなくても使え、支援機関や医療機関にかかる前に確認しておくといいでしょう(チェックリストは本記事の最後に掲載しています)。合わせて、何かがおかしいぞと気づき始めた年齢についても調査しています。

その結果、質問紙や面接で相貌失認の人は顔以外の情報に頼ることに言及する人が90%なのに対し、その恋人(年齢からして配偶者の可能性が高いです)で顔以外の情報に頼ることに言及するのは46%と認識に違いがあること、相貌失認者本人でさえ、一般的に相貌失認の人が自身の顔認知力の障害について理解している方が少なそうと考えている人の方が多い等が明らかにされています。

Murray, E., Hills, P. J., Bennetts, R. J., & Bate, S. (2018). Identifying Hallmark Symptoms of Developmental Prosopagnosia for Non-Experts. Scientific Reports, 8:1690. doi:10.1038/s41598-018-20089-7.続きを読む

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posted by マーキュリー2世 at 02:16 | Comment(0) | 相貌失認 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする